Otomsアルバム「Cosmos Polyphonic」について

そういえばOtomsの2012年夏ににリリースしたアルバムのタイトル,「Cosmos Polyphonic」について書くのをずうっと忘れてたのを思い出した。

Cosmos=「宇宙」で、
Polyphonic=「多重奏的な」
つまり、 「多重奏的な宇宙」なのでR。

僕らは宇宙の事を「ユニバース」(=universe=uni+verse=一つの世界、または「コスモス」(=cosmos=秩序ある体系としての宇宙)というけれど、一つの宇宙は幾つもの違った宇宙(比喩的な意味でもね)の集まりでもあるのは僕が言うまでもなく明らかな事だと思う。

つまり、一つの現象として捉えているけれど、その背景には一つ一つの異なった現象の複雑な絡み合いで成り立っている。
僕らが目にしてるのはそれらの中の一つの表現、一つの可能性って事だよね。

このあり方って音楽と同じだと思う。

それぞれがそれぞれの宇宙を持ったまま、つまりはその人の本質的なあり方そのままで全面的に出会って、その宇宙が混じり合ったり反発しあったりしながら全体として一つの宇宙を紡いでいく。そういうのに特化した音楽をいつでも僕は作りたいと思っているし、これからも作っていくんだと思う。